睡眠歯科
夜ぐっすり眠れてない方へ
専門医による睡眠治療を。
“ 歯科医院で睡眠時無呼吸症・いびきの治療が受けられるってご存知ですか?”
睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome=SAS)はその名の通り、睡眠時に大きないびきに伴い、10秒以上の呼吸停止ないし低呼吸状態を繰り返す疾患です。無呼吸になる原因は様々ですが、睡眠時に気道が塞がる、または狭くなることによっておこる「閉塞性睡眠時無呼吸症(以下OSAオーサ)」が大半を占めています。
OSAは日中の眠気によって日常生活に影響を及ぼすだけでなく、心臓、脳、血管に負担がかかり、高血圧・心疾患・糖尿病などの疾患を悪化させる危険性が高い疾患です。また、ドライバーの居眠り運転事故など、個人にとどまらず、社会的な問題にもつながります。歯周病や歯列不正、オーラルフレイルなどの口腔トラブルとの関係も問題視されています。
専門医療機関の睡眠検査で軽症以上のOSAがあると判断されれば歯科にてOSAマウスピース治療を、中等度~重症であれば医科にてCPAP(※)治療を保険治療で受けることが可能です。
※ CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)とは、医療機器で圧力をかけた空気を鼻から気道(空気の通り道)に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療法です。歯科ではCPAP治療をすることができません。
OSAマウスピースとは?
就寝時、口腔内に装着し、下顎を前方に出した状態で固定することができるものです。下顎を前方に出すことで睡眠時無呼吸やいびきを防止・軽減することができます。
毎晩お口に装着するだけの手軽な装置で、一度製作してしまえば、器械のように電気代やレンタル費用もかからないので患者さんのご負担も少なく治療を受けることができます。
マウスピースとCPAPを同時併用することも可能です。併用することによりCPAPの装着感を向上させたり、普段はCPAPで旅行や出張先ではマウスピースと使い分けることも可能になります。
マウスピースは手軽で便利なものではありますが、毎晩長時間にわたり装着するものです。むし歯や歯周病、顎関節症のリスクもあがります。
これらのリスクは事前の問診・検査である程度予測できます。また、装着前の歯科治療や装着後の定期検診で予防することができます。
初回来院時にお口の中と顎の検査・画像検査・模型製作のための型取りをおこない、2回目の来院時には、問診・検査結果をもとに今の状態と治療方針をしっかり説明させていただきます。
保険適応のマウスピース
上下顎がくっついている一体型タイプです。国内では一般的に広く使われている物になります。口腔内の状態に合わせ、下顎の前方移動量を決めて固定します。薄い樹脂でできており、患者様のお口に合わせて細かく設計をすることができます。調整や修理もチェアタイムの中で行うことができます。
SomnoDent
ソムノデント
(保険外のマウスピース)
海外では一般的によく使用されているものです。アジア人向けに改良されました。上下が分離されていて顎を左右に動かすことができ、一体型の物と比較すると違和感が少なく、顎への負担が軽減されます。アクリルで硬くてしっかりした作りですが、内面はシリコン膜になっており、歯面に対して当たりがソフトになっています。セット後に下顎移動量を細かく設定することができます。より快適さを求められる方や顎関節症や歯ぎしり癖がある方などに好まれています。
当院治療価格 16万円+税(型取り+コンサル料含む)
※ 初回問診・レントゲン・CT撮影代・メインテナンス料は別途
よくある質問 Q&A
Q1. どのくらいの時間装着すればいいのですか?
A. 寝る時のみ装着します。寝具に入り、横になられるタイミングで装着されるといいでしょう。
毎晩、起床時まで外さず快適に装着できることを治療目標にしています。
Q. 紹介状を持っていないのですが・・・
A. 歯科ではOSAの診断をすることができません。
保険治療でのマウスピース治療を希望される場合、医科との医療連携が必須となり、紹介状がなければ当院でOSAの治療を行うことはできません。
睡眠の検査が行える医療機関(※) にて検査を受け、OSAと診断を受け、紹介状をご持参(もしくは郵送)いただいた後、ご来院いただけるとスムーズです。
(※) 睡眠を標榜している科、呼吸器内科、耳鼻咽喉科、精神科、循環器内科など
紹介状をお持ちでない方、睡眠検査を受けてみたいがどこへ行けばよいかわからない方、睡眠について悩みがあるが検査したほうが良いかどうかを悩まれている方は是非一度、当院睡眠歯科外来にご来院ください。ご希望がありましたら各医療機関に紹介をすることができます。是非ご相談ください。
★ 自費マウスピースを希望される場合は紹介状は必要ありません。
★ 当院で自費の簡易検査をすることもできます。 (要カウンセリング)
Q. 何回通院すればいいでしょうか?
A. 装着前に治療しておいた方が良い箇所がある場合や、顎関節症症状がある等の場合などにより、通院回数は異なります。
他に治療する箇所がなく、すぐにマウスピース治療に進められる場合は、セットは初回を含め3回目の来院時です。その後約2週間後のチェック、問題がなければ1ヶ月、その後は3~6ヶ月毎のメインテナンスに移行します。トラブル防止と快適な睡眠管理のために、定期的に検診をうけるようにしましょう。マウスピースをお渡ししてからが本当の治療の開始だと思っていてください。
Q4. マウスピースを使用すればいびきや睡眠時無呼吸は治りますか?
A. 体質を改善する装置ではありません。メガネのように装着している間だけ効果があります。
OSAで悩まれている方の殆どに、口腔周囲筋(咀嚼・嚥下・呼吸・発音などにまつわる筋肉)機能のバランスが悪いことが見受けられます。正しい筋機能の獲得、口呼吸の改善、舌のポジションの改善などを目指していくと、OSAが根本から改善する可能性があります。また、体重の増減で影響が出ることがあります。肥満を解消することも大切です。
Q5. どれくらい長く使えますか?
A. 長ければ数年くらいは使用することができます。ただし、その間に定期的にメインテナンスを受けていただくことが前提です。お口の中の状態が変化した場合は、調整にて対応できる場合もありますが、大きく変化する場合、何年か継続されている場合は新しく作成していただくことをお勧めいたします。
治療安定後も数年毎に再び紹介元の医科にて再検査(マウスピース装着した状態で)を受けていただき、ご自身の睡眠状態を確認していただくことをお勧めしています。
Q6. 装着に際し、注意しなくてはならないことはありますか?
A. マウスピース製作後に被せ物や詰め物の治療をすると、マウスピースが使えなくなる可能性があります。そのため、事前の診査・前処置がとても重要になります。(保険で製作された場合、保険上のルールにより半年間再製できません。)また、紛失に注意しましょう。紛失の場合も半年間は再製作ができません。専用ケースを決めて毎回その中に必ず保管するようにしましょう。
マウスピース治療は装着するだけの比較的簡易な治療ですが、誤った使い方や長期的な使用により噛み合わせや歯や歯ぐきに異常が起こることもあります。自己管理で済ませずに定期検診を必ず受けるようにしましょう。
Q7. 金額はどのくらいかかりますか?
A. 〜自己負担3割の場合〜(2024年現在)※その他の歯科治療がない場合
①初回 約4000円前後(レントゲン代含む)
CTによる気道解析 約3000円前後
③マウスピースセット時 約7000~8000円前後
④毎回来院時・メインテナンス時 約1500~2000円
より装着感の高いマウスピースをご希望の方には16万円+税(型取り+コンサル料含む)の自費のものをお勧めします。
(レントゲン・CT・メインテナンス料は別途)
西村 七海
2009年 鶴見大学歯学部歯学科 卒業
サイトウ歯科(東京・静岡)勤務
東京医科歯科大学歯学部附属病院顎関節治療部にて研修
東京都中央区日本橋の歯科医院にて院長
その後フリーランスとして複数の医院勤務
東京医科歯科大学 快眠歯科 非常勤講師
2021年 日本睡眠学会歯科専門医取得
2022年 日本睡眠歯科学会指導医・認定医
日本顎関節学会
口腔筋機能療法学会 所属
こども成育インストラクター
日本アロマテラピー検定1級
基本情報
<医院名>
西村歯科医院
<診療時間>
月火水金
9:00~12:00
14:00~19:00
土
9:00~12:00
※ 都合により診療時間の変更がございます
<休診日>
木曜・日曜・祝日
<診療科目>
一般歯科、小児歯科、矯正歯科
<所在地>
〒4418042
愛知県豊橋市小池町字原下86-1
西村歯科医院
Tel. 0532-45-3861
<交通のご案内>
渥美線「小池駅」より徒歩2分
駐車場 16台完備
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